目に関する「健康食品」で有効性が期待される3つの栄養成分とは?
一般的に「目に良い」とされる健康食品の栄養成分はいろいろあるんやけど、ホンマに人にとって有効なんか、正直広告だけじゃわからへんよな~
栄養成分単品だけやなくて、組み合わせの相乗効果もあるし、サプリメントはピンポイントで栄養を増やすわけやから、上手に賢く飲まなアカンと思うんよ!
消費者庁が発表している保健機能食品とは?
栄養機能食品といわゆる健康食品の違いを比べてみたよ
保健機能食品 | からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、 国が有効性・安全性を食品ごと個別に審査して表記を許可したもの |
栄養機能食品 | ビタミン、12 種類(A、D、E 、B1、B2、ナイアシン、B6、葉酸B12、ビオチン、 パントテン酸、C)とミネラル 5 種類(亜鉛、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム) は、国が決めた規格基準を満たしていれば、栄養機能食品と表示できる |
機能性表示食品 | 安全性の確保を前提とし、科学的根拠に基づいた機能性が、事業者の責任 において消費者庁に届け出る食品のことで、国が個別に審査したものではない。 |
いわゆる健康食品 | 健康食品から保健機能食品を除いた栄養補助食品、健康補助食品、サプリメントなど |
各商品に書いてある表示を見て、選ぶことも出来るけど、どれだけの人が難しい文言で書かれてる説明書きを読んでいるんやろう?
eye子は読むは読むけど、難しい言葉は飛ばしちゃうから、どっちかってゆうと「読んでいない」って方になるかな・・(汗)クチコミとか広告の印象で購入する人も多いんじゃないかな~
でも、「ホンマにこれ、効くんかな?」って思ってる人って、けっこうたくさんいてはると思うんよ。
「いわゆる健康食品(サプリメント)」の有効性15素材とは?
「ホンマに効くんかな?」の安心材料として、こんな文献があったから紹介するな~
社会医学研究 第27巻 1号 に報告されている、『 健康食品の素材のヒトにおける有効性に関する考察 ~生活習慣病に対する健康食品の素材について~ 』にも、ヒトに対する有効性について科学的な実証があるものは何なのか?について詳しく書かれてあるんよ。
47ページにこんな風に書いてあったんよ
ここ、ここ!53ページに書いてあった(見やすいように少し加工してあるよ)
結論としてな、こうらしい
目に良いとされる有効成分は、ビルベリー由来アントシアニン・ルテイン・イチョウ葉ってゆうのが示されているんよ。
ヒトにとって有効だと報告されている成分がいい
栄養成分の量や質にもよると思うんやけど、ヒトにとって有効だと報告されているが大事やねんな。
よく動物(マウスやカエル等)の細胞を使って「効果があるよ思われる」的な研究報告があるんやけど、やっぱり動物と人間は違うと思うんよね。
この、社会医学研究 第27巻 1号「健康食品の素材のヒトにおける有効性に関する考察 ~生活習慣病に対する健康食品の素材について~」では、ヒトに対する有効性について科学的な実証があるもので報告されているから、信用できるんちゃうかな。
ビルベリー由来アントシアニンの実証
消費者庁の報告では
平成24年4月付 消費者庁の「食品の機能性評価モデル事業」の結果報告」に、ビルベリー由来アントシアニンの評価があるんよ。
評価内容と評価結果
ヒトでの検証で、否定評価の3倍以上もの肯定評価があるんよ!
評価内容 | 評価対象 | 評価肯定 | 評価否定 |
視機能改善 (視力回復、眼精疲労改善) |
ヒト介入試験 13報 動物試験 1報 試験管内試験 2報 |
10報 1報 2報 |
3報 0報 0報 |
血流改善 | ヒト介入試験 3報 | 3報 | 0報 |
機能性の評価
機能 | パネル評価 | チーム評価 | |
総合評価 | 研究のタイプ・質・数 | 一貫性 | |
視機能改善 (視力回復、眼精疲労改善) |
C 根拠となる論文が少ない 質が低い |
C | B |
血流改善 | D 肯定的論文が少ない 根拠不足 |
C | B |
国立健康・栄養研究所の安全性・有効性情報では
国立研究開発法人 国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報 では、
対象者 | 摂取量 | 期間 | 評価内容 | 改善評価 |
VDT作業者 10人 |
120mg | 7日間 | 眼精疲労、筋調整力 | 認められた |
健常者 18名 |
24mg又は48mg | 4日間 | 夜間視力 | 認められなかった |
健常者 16名 |
12mg、24mg、36mg | 単回 | ||
男性 15名 |
480mg | 21日間 | 夜間視力 コントラスト感度 |
認められなかった |
他にも、こんな報告が・・・
対象者 | 摂取量 | 期間 | 評価内容 | 改善評価 |
20~44歳の 男女 |
180mg | 7日間 | アントシアニンの血漿中濃度 VDTストレスによる目の疲れ |
改善が認められた |
健常者22人 眼精疲労あり |
160mg | 4週間 | 涙液分泌量 抗酸化作用 |
改善が認められた |
いろんな評価方法があるんやけど、どれも違う対象者で違う評価内容なんよね。
単回(1日づつ)や4日間という短い期間や480mgという多量摂取では、改善は認められなかったんよね・・・
つまり、160mg~180mg程度の適切な量を守ることが大事って事やんな。
危険情報・・・ビルベリーやその成分にアレルギーのある人は、摂取を避ける。
葉を大量に長期摂取(1.5g/kg体重/日)すると死亡する可能性がある。
例)体重50kgの人だったら、75gってことかな~それでも、止めといた方が無難やな。
ビルベリー由来アントシアニンは、確かにヒトに対する有効性について科学的な実証があるのだ!
ルテインの実証
消費者庁の報告では
平成24年4月付 消費者庁の「食品の機能性評価モデル事業」の結果報告」に、ルテインの評価があるんよ。
評価内容と評価結果
評価内容 | 評価対象 | 評価肯定 | 評価否定 |
加齢黄斑変性の進行抑 | ヒト介入試験 16報 | 13報 | 3報 |
病例対照研究 14報 | 13報 | 1報 | |
白内障の予防効果 | ヒト介入試験 1報 | 1報 | 0報 |
病例対照研究 3報 | 3報 | 0報 |
機能性の評価
機能 | パネル評価 | チーム評価 | |
総合評価 | 研究のタイプ・質・数 | 一貫性 | |
加齢黄斑変性の進行抑制 | B メタアナリシスで肯定的な論文がない為、 一貫性がないと評価 |
A | A |
白内障の予防効果 | D 試験数が少ない 研究のタイプ・質・数が低い |
B、C | C |
国立健康・栄養研究所の安全性・有効性情報では
国立研究開発法人 国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報 では、
対象者 | 摂取量 | 期間 | 評価内容 | 改善評価 |
萎縮性加齢性黄斑変性症 患者90人 |
10mg プラス ビタミン・ミネラル |
12ヶ月間 | 萎縮性加齢性黄斑変性症 | 認められた |
加齢性黄斑変性症 126人 |
20mg、 その後10mg |
3ヶ月間、 3ヶ月間 |
黄斑色素量 | 認められた |
早期加齢黄斑変性 患者44名 |
12mg プラス DHA280mg |
1年間 | 黄斑色素光学密度 | 認められた |
中心性漿液性網膜症 患者39名 |
20mg | 4ヶ月間 | 黄斑色素光学密度 | 認められなかった |
健全なドライバー 120名 |
20mg | 12ヶ月間 | 黄斑色素光学密度 コントラスト感度 まぶしさによる見えにくさ 視覚機能 |
認められた |
初期加齢黄斑変性症 72名 |
10mg | 12ヶ月間 | 視力低下の抑制 | 認められた |
他にも、「カロテノイド研究 ~学術雑誌及びシンポジウムで近年発表された報告から~」の中に、ルテインに関する事がメチャメチャいっぱい書かれてあるんよ。
すごい検証数なんやけど、やっぱり実証されている件数もメッチャ多いんよ!
対象者 | 摂取量 | 期間 | 評価内容 | 改善評価 |
健常者 37人 |
6mg又は 12mg |
12週間 | 血清ルテイン濃度と視力 コントラスト感度、グレア感度 |
12mgの摂取で 改善が認められた |
健常者 46人 |
6mg | 9ヶ月又は 18ヶ月 |
遠見・近見視力、コントラスト感度、 光ストレスからの回復 |
認められなかった |
健常者 40人 |
12mg プラス ゼアキサンチン |
6ヶ月 | 黄斑色素光学密度 眩しさによる視力低下 光ストレスからの回復 |
認められた |
加齢黄斑変性 患者40人 |
10mg プラス ゼアキサンチン 2mg |
6ヶ月 | 黄斑色素光学濃度密度 | 認められた |
いろんな評価方法があるんやけど、どれも違う対象者で違う評価内容なんよね。
ルテインは10mg以上で視機能の改善が認められるみたいやな~
プラスで、ゼアキサンチンやビタミン類、ミネラル類、DHAなどが加わると、ルテイン単体以上の効果が期待できそうやな!
摂取時の注意・・・おそらく安全
ルテインは、確かにヒトに対する有効性について科学的な実証があるのだ!
イチョウ葉の実証
消費者庁の報告では
平成24年4月付 消費者庁の「食品の機能性評価モデル事業」の結果報告 」に、イチョウ葉エキスの評価があるんよ。
評価内容と評価結果
評価内容 | 評価対象 | 評価肯定 | 評価否定 |
血流改善 | ヒト介入試験 16報 | 10報 | 6報 |
認知機能改善 | ヒト介入試験 32報 | 23報 | 9報 |
機能性の評価
機能 | パネル評価 | チーム評価 | |
総合評価 | 研究のタイプ・質・数 | 一貫性 | |
血流改善 | C 否定的論文を加味して |
A | B |
認知機能改善 | B 一貫性と同等にした |
A | B |
有害事項・・・重篤は報告はないが、一部、むかつき、胃腸障害、血尿、頭痛等が見られた。
国立健康・栄養研究所の安全性・有効性情報では
国立研究開発法人 国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報 では、
対象者 | 摂取量 | 期間 | 評価内容 | 改善評価 |
正常眼圧緑内障 患者 30人 |
80mg/2回/日 | 4週間 | 眼底組織の血流 | 認められた |
健常者 78人 |
120mg/2回/日 | 12週間 | 記憶の質、二次記憶、反応速度 | 認められた |
多発性硬化症 患者 120人 |
120mg/2回/日 | 12週間 | 認知機能 | 認められなかった |
イチョウ葉エキスは、脳内の毛細血管を拡張して酸素運搬を活性化させてくれるもんやから、頭痛にも良いんやて~
記憶や認知機能としては同じ摂取量でも、健常者の方が効果があるってことやんな。
水晶体を通って入った光は網膜に映って、視神経を通って脳に届いてこそ「見える」ってゆう認識になるから、認知機能が低下したらヤバイのだ!
摂取時の注意・・・イチョウ葉製剤は適切に用いれば経口摂取でおそらく安全。
イチョウ葉製剤の副作用として、ごくまれに胃や腸の不快感、頭痛、めまい、動悸、便秘、皮膚アレルギー反応など。
高用量では落ち着きがなくなる、下痢、吐き気、嘔吐、筋緊張の低下など。
重篤な副作用としては内出血が知られているが、報告は少ない。
生の葉は重篤なアレルギーを起こす可能性があるので、摂取しない。 など・・・
イチョウ葉エキスは、確かにヒトに対する有効性について科学的な実証があるのだ!
参考資料:消費者庁の「食品の機能性評価モデル事業」の結果報告 より引用
国立研究開発法人 国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報より引用
カロテノイド研究 ~学術雑誌及びシンポジウムで近年発表された報告から~より引用
ヒトにとって有効だと報告されている成分がいい
「ドライアイにおすすめ成分の科学的根拠ってあるの?」って思うやろう。eye子が調べた中で、ルテインやビルベリー、DHA・EPAの文献や研究がめっちゃあったんよ。
栄養成分の量や質にもよると思うんやけど、ヒトにとって有効だと報告されているが大事やと思うんよ。
マウスとかカエルの細胞を使った研究実証もたくさんあるんやけど、やっぱり人間で効果があった~なんて言われる方が安心やんか。
そう思わへん?
食の安全や表示について、「特定保健用食品」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の制度(消費者庁)があるんやけど、ルテインやDHA・EPAはその機能性が認められている栄養成分なんよ。
自分の身体にとってどんな栄養が必要なんかを知れば知るほど、「自分に必要な・足りない・補いたい栄養成分は何なのか?」「その栄養成分は効果を実証されているのか?」をちゃんと知らないとね!
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健康食品に対して52.9%の人が不安を感じて、その内28.5%の人がその理由を「科学的な根拠に疑問」なんやて。「ヒトに対する有効性について科学的な実証があるもの」は何なのか? eye子がその疑問を調べてまとめてみたよ〜
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ルテインてなんで目に良いの? それはな、目の網膜と水晶体に多く存在している成分やからなんよ。ルテインが不足したら目の病気にもなりやすいんやて。ルテインの事、知っとくとええんちゃうか〜
eye子のつぶやき
ドライアイでメッチャ悩んでたeye子が長いこと試して、調べてみた結果やから、この結果を参考にして自分に合うサプリメントを見つけてな〜!
自分に合うドライアイ改善法がやっとわかって、ホンマにeye子は良かったって思ってるんよ。涙が出た時にはめっちゃ嬉しかったわ〜
辛いドライアイをなんとかしたい!