大気汚染もドライアイの原因

工場の煙光化学スモッグ・黄砂・自動車の排気ガス・工場からでる煙・草を燃やした煙・ダイオキシン・ホルムアルデヒド・・・空気の中には酸素や二酸化炭素だけやない、いろんなもんが混ざり込んでいるねんて。

昔は雨が降ったら「車がキレイになる」なんて思うとったけど、最近は逆に真っ白になって「汚くなる」んよ。フロントガラスなんか雨の跡がついてて、洗車せえへんかったら、前が見づらくて危ない、危ない。

中国から黄砂がやってきて、街中が白い霧に包まれたみたいに見えることもあるんよ。黄砂が付くから、布団も外に干せなくなって困るんやけど、逆に黄砂が積もる干した布団に黄砂がついて、寝ている間に黄砂を吸い込んじゃうから身体に悪い影響が出るんよね。

工場の煙も、身近に見えないから気がつかないけど、工場の側行ってみ～あんなに煙がモクモクしとって、見てるだけでも怖いわ～
企業側から出た公害からなった病気に「イタイタイ病」「水俣病」「四日市喘息」「シック・ハウス症候群」・・・いろいろあったな～

大気汚染

大気汚染にもいろいろあるからな、どんな影響があるか知っといてな〜

★光化学スモッグ

1970年代に大問題になった光化学スモッグでは、オゾンやアルデヒドからなる光化学オキシダントと、硝酸塩・硫酸塩などの微粒子が混ざって、スモッグを発生させたんよ。

健康被害はすごかったんよ。『目がチカチカする・異物感・痛み・流涙』『喉の痛み・咳』『皮膚の発赤』・・・重症化すると『呼吸困難』『手足のしびれ』『めまい・頭痛・発熱』『意識障害』『嘔吐』・・・こんな症状が出たんよ。

1970年代から比べたら、そりゃあ、企業は気をつけてくれはってるけど、夏になったら『光化学スモッグ警報』が出るやろ～光化学スモッグは日差し（紫外線）が強くて、気温が高い、風が弱い日なんかに高濃度になるんやて。

スモッグが口から入ってみ～喉は痛なるわ、皮膚が赤なるわ、涙が出るわで、ホンマ、健康に悪いんやで～マスクはせなあかん！
あれ？目はそのまま？目が涙流れっぱなしやったらあかんやろ。痛みもあるかもしれへんし。

何しろ、目は直接外気に触れているから、光化学スモッグをまともに受けてしまうやないの～

★黄砂

『黄砂』は『中国から飛んでくる砂やホコリ』なんやけど、中国の砂漠の砂だけが飛んでくるんやないんよ。

その中には、中国の企業さんがモクモク煙として排出しているNO2(二酸化窒素)、VOC(揮発性有機化合物)、硫酸塩エアロゾルなどを取り込んで、さらには化学反応で光化学スモッグやPAH・NPAHなどを作ってしまって、日本に到着する頃には有毒な黄砂になっておるんよ。

更に怖いのは、黄砂の粒子は直径0.001mm以下（0.5μm～5μm）でめっちゃ小さいねん。赤血球（6～8μm）よりも、スギ花粉（30μm）よりも小さいねん。日本に到達する頃には4μｍぐらいの大きさになるのもあるらしいんやけど、それでも0.004mmや。

それ吸い込んでみ～鼻毛ぐらいじゃ阻止できひん！吸い込んで肺に入り込んでしまうんよ。そしたら、黄砂と一緒にくっついてきた汚染物質や化学物質が肺から身体に吸収されて、血液に混ざって身体中に行き渡ってしまうんよ。

黄砂から引き起こされる健康被害の症状には「咳・鼻水・くしゃみ」「目のかゆみ・充血」「皮膚のかゆみ、湿疹」「発熱」「花粉症の悪化」「肺炎、気管支炎の発症」「アレルギー性結膜炎の悪化」「接触性皮膚炎の発症」・・・こんなんがあるんよ～

★PM２.５

PM2.5ってなに？黄砂と同じちゃうの？って思うとったんやけど、違うらしい。

MP2.5の大きさ PM2.5とは・・・ＰＭは、Particouldete Matter の略で、粒子状物質という意味

２.５は、大気中に浮遊する2.5μｍ（マイクロメートル）以下の小さな粒子で、「微小粒子状物質」とも呼ばれている、火力発電や工場の廃棄物、車の排気ガス、石炭を燃やした際などに発生する有害物質なんやて。

物を燃やす時に直接出たもんと、ガス状になった汚染物質が化学反応を起こして粒子化したもんがあるんよ。

この粒子も2.5μｍ以下の大きさやから、めっちゃ小さんよ。黄砂と同じで、肺に入り込んでしまうんよ。呼吸器や循環器に影響して、発がん性もあるから、黄砂と同様に、ホンマ、要注意や！

★自動車の排気ガス

自動車ガス自動車の排気ガスやって、すごい目に悪いんよ。

しかも、車って日本中、世界中、いたる所を走ってるやろ～
その車の数と言ったら半端ない！今でやっとエコカーなんかがたくさん走るようになったけど、それでもやっぱり排気ガスはまだまだモクモクしとるよ～

★シックハウス症候群

家の中も場合によったら安心しとられへん！

塗料とか壁剤とかの建材で使われとる「ホルムアルデヒド」はと～～～っても強い活性酸素として目の表面に影響を与えて、炎症を起こしてしまうんやて。

その、室内空気汚染からの健康障害を総称して、『シックハウス症候群』って呼ぶんよ。今使われている建材についてはずいぶん『ホルムアルデヒド』は減っているけど、昔からの建物はまだまだいたる所にあるから、安心はしてられへん。

埼玉県のホームページの中に「その他の化学物質情報・相談」のサイトがあって、めっちゃわかりやすい化学物質の発生源や症状・化学物質の濃度・それぞれの物質の特性が書いてあったんよ。

最新のホームページの方がわかりにくかったから、この情報そのまま残しておいて欲しいわ～
せめて化学物質の発生源の絵だけでも紹介しておくな～

な～部屋の中にもこんなに化学物質使ってるもんがあるんよ。
これ見たら、できるだけナチュラルなもんを使いたいと思うよな～

たかがやない大気汚染被害。

小さい粒子ほど目に入りやすいし、そのおかげで傷にもなりやすいんよ。目だけやないで～身体そのものに悪い影響があるんよ～

大都市の大気汚染＋高齢者とドライアイ

高層ビルマイナビ・ウーマンのサイトの中に、大気汚染と高齢者とドライアイに関する調査研究の結果があったんよ。大気汚染だけやなくて、高齢者と書いてあったもんやから、「え～なに、なに！」って思わず読でしもうたわ。年齢はやっぱり関係あるんやな・・・

で、どんな研究やったかというと・・・アメリカの研究なんやけど、大気汚染はドライアイの原因になることが発表されたんよ。

マイアミ大学病院、バスコム・パルマ―・アイ・インスティテュートの研究によると、大気汚染のレベルが高い、NY、シカゴ、LA、マイアミ・・・てゆうたら大都会やわな～その大都会では、他の都市に比べて、ドライアイの高齢者の数が３倍から４倍なんやて。おまけに、ドライアイやなくても、１７～２１%の高齢者が乾き目に悩まされているらしいんよ。

それでな、標高の高い土地でもドライアイ患者が１３%多いらしいんよ。反対に、風の強い地域や湿気の多い地域ではドライアイ患者が少なくなること分かったんやて。

大都市のしかも高齢者でドライアイが多い、標高が高い場所もドライアイが多い・・・やっぱり、大気汚染の影響がモロに出ている証拠やな～

M.マイナビ・ウーマン「知ってた？大気汚染もドライアイの原因になりやすい～米研究」より引用