ドライアイの定義

昔から、ドライアイはドライアイって呼ばれとったんかな~?

昔の名前はなんてえの?

ドライアイという病名は、坪田一男教授(現慶應義塾大学医学部教授)がアメリカ留学から帰国しはってから、この概念を広めはったんやて。

この坪田教授もドライアイ経験者で、1987年ハーバード大学留学中に、医師からドライアイの診断を受けたんや。

1989年に、坪田教授は『ドライアイ』という本を出版しはったときは、ドライアイの認知度は15%だったんやて。

2000年、2007年にも、ドライアイの認知度を調べたんやけど。

そしたら、2000年には認知度72%!

2007年には認知度95%にアップしてたんや!
今や、ドライアイはメジャーな言葉やもんな。ほぼ、100%ぐらいの認知度やないかな~

1989年当時、ドライアイはアメリカでは一般的な言葉やったらしいんよ。ほな、日本では、これまでなんて言われとったんやろ?って調べたら、『眼乾燥性』とか『角結膜炎乾燥症候群』って、病名が付いとったらしいんよ。
日本では、『目』の『乾燥』『炎症』の病気としてそれぞれ分けて捉えとったんやな。

eye子の目 これeye子の目だよ~

ドライアイの定義と判断基準

1995年にドライアイ研究会がドライアイの定義と診断基準を発表してから、基礎的・臨床的な研究や、治療の開発、新しい診断機器の導入など、いろんなことをしてきはったんよ。そのおかげで、認知度が高くなったり、研究が進んで、ドライアイのことがいろいろわかってきたんや。

どんなことが分かってきたかゆうと、ドライアイは「目がゴロゴロする」「目が痛い」などの眼の不快感だけやなくて、「涙が出ない」「角膜に異常がある」などの眼の機能異常を伴う、複合的な病気であるちゅうことらしいんよ。

2007年、世界各国のドライアイ専門家の医師や研究者が集まって、世界ドライアイ・ワークショプ(DEWS)が開かれたんや。

その時に、『 さまざまな要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴う 』と定義したんよ。

原文は英語やから、訳し方によったらいろんな文章もあるんやけど、他にも『 ドライアイは涙液と眼表面の多因子的な疾患であり、その結果として眼表面の潜在的な障害とともに、不快感、視覚障害、 涙液の不安定性などの症状を生じる。それは涙液フィルムの浸透圧の上昇と眼表面の炎症を伴う 』とか『 ドライアイは不快感・視覚障害・涙液層の不安定性を有し眼表面ダメージに至る、涙液および目表面の多因子疾患である。ドライアイでは涙液層の浸透圧が上昇し眼表面に炎症が起こる 』などとドライアイの定義が表記されているものもあるんよ。

長いから、よう分からへん(泣)

なんや、難しい言葉で書いてあるんやけどな、ま、要は、ドライアイっちゅう言葉は広く一般に知れ渡るようになったんやけど、「ただの目の乾き」だけじゃあなくて、「こわ~い目の病気」もあるんやで~って覚えとってほしいんよ。

これなら、ようわかるやろ~

坪田一男 著『10秒間まばたきせずにいられますか?』 より
石川秀夫 著『ドライアイは自分で治す努力で治す』 より